『吸血鬼ノスフェラトゥ』(1922年・ドイツ 監督:F・W・ムルナウ 上映時間:92分)
1920年代後半のトーキー(発声映画)の登場まで、映画のフィルムには音がありませんでした。その頃の映画を、現代では「サイレント映画(無声映画)」と呼びますが、しかし、当時の映画館が決してサイレント=静かだったわけではありません。楽士という専門の音楽家が、ピアノを中心とした楽器の生演奏で、スクリーンに映しだされる映像に、音楽の彩をそえていました。 そうした、当時の劇場の雰囲気を再現するのが、本町文化堂連続イベント『音楽と無声映画』です。
第7回目となる今回もおなじみ、映画音楽専門のプロ楽士である鳥飼りょうさんをお招きし、ピアノでの生伴奏とともに、ドイツで製作された最初期のドラキュラ映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』を上映いたします。お楽しみください。
ドラキュラ映画の原点にして、怪奇映画不朽の名作であり、特殊メイクの出発点ともいえる重要作。オルロック伯爵が船でネズミの大群と共にペストを蔓延させるなど、原作には無いアイディアも織り交ぜた、巨匠ムルナウ監督版のドラキュラ映画となっています。
※前回より14:00~と17:30~2回公演となっております。(申込先着順、定員は各回20席)
[ものがたり] 1838年。北ドイツの港町に住むフッターは、家を買いたいという謎の人物オルロック伯爵の依頼により、辺境の地・トランシルヴァニアにある彼の城へ赴くことになった。しかし、そこで待ち受けていたのは恐怖の物語の幕開けで…。
出演:マックス・シュレック グスタフ・フォン・ヴァンゲンハイム グレタ・シュレーダー
日時■ 6/7(土) ①14:00~ ②17:30~ 上映前後に解説・トークコーナーあり
料金■ 一般 2,500 円(当日受付時に現金でお支払いください)
お問合せ・ご予約■ 下記申込フォーム、各SNSのDM、店頭、にて予約承ります。※TEL(073-488-4775)での受付は当店営業時間内に限ります。